天守の現存する山城として随一の高さを誇る「松山城とその石垣」

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天守の現存する山城として随一の高さを誇る「松山城とその石垣」

愛媛を代表するお城として知られているのが松山城である。松山城は松山市の中央に位置しており、標高132メートルの勝山山頂に本丸がある。そのため山の麓からロープウェイとゴンドラが運行されており、山の空中散歩を楽しみながら本丸を目指すようになっている。

特にロープウェイは山の涼しい風を感じながら松山市内を一望することができる。松山城の本丸へは麓から徒歩でもアクセスが可能であるが、かなり勾配が急な坂を上っていくようになっているためできればロープウェイかゴンドラがおすすめである。

松山城は、天守の現存する山城としては随一の高さを誇り、裾野に二之丸、三之丸がある日本有数の平山城である。城内には天守、二重櫓、土塀の一部が現存しており、21棟の建造物が国の重要文化財に指定されている。

松山城の歴史と見どころ

松山城は別名おしろやまとよばれて親しまれており、「大松山」「天神の丸」「小松山」「前山」の四つの峰からなり南から山を眺めると老いた牛が草の上に伏せている姿のように見えることから「老牛伏草山」、「臥牛山」と呼ばれて親しまれている。

松山城の天守は日本で最後の完全な城郭建築と言われており、その天守閣からは360度に渡って美しい景色を楽しむことができる。特に天候のよい日であれば松山市内の街並みや瀬戸内海など四国全体の美しい景色を見渡すことができる。

松山城の天守閣からは360度に渡って美しい景色

松山城のロープウェイを降りるとその見事な石垣の様子は圧巻そのものである。石垣は近世城郭の大きな特徴といわれており城の防備能力を大きく象徴しているものである。

特に松山城の石垣は築城の経験がある加藤嘉明によりその大半が築かれている。本丸には高さ14メートルを超える屏風折の石垣であり、いかにここ松山城が戦に対して強い防御的な意味合いを持っているのかを理解することができる。

中でも登り石垣とよばれる石垣は、山腹から侵入しようとする敵を防ぐ目的を持っており麓の館と山頂の天守を山の斜面を登る2本の石垣で連結させたものである。まさにその芸術性の高さは圧巻であり、防御的な意味合いを超えた美しささえ感じることができる。

松山城の石垣

松山城の登り石垣は、北側は一部しか残されていないのに対して南側の部分はほぼ完璧な形で残されている。しかし往時の様子を描いた古い絵には全てが完全な形で残されており、幕末になんらかの理由で取り壊されたものであると考えられている。

松山城の石垣は「算木積」とよばれる手法を取り入れており、これは16 世紀後半から用いられているもので松山城の築城の歴史を特定する上でも非常に貴重なものである。この算木積とは細長石を使用して長辺と短辺を交互に積み上げる方法がその特徴である。今から400年以上も前にこの高い技術を持っていたことを思えばなんとも圧巻である。

松山城の地図


松山城の施設情報
営業時間 :9:00~16:30(閉館17:00、時期により変更あり) 休業日:なし(天守は12月第3水曜が休日) 料金:松山城料金ページ 近くの人気スポットや宿:「じゃらん」松山城特集ページ
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